大雪の場所と広がりの検知を目指して:CSアラート
防災科学技術研究所雪氷防災研究センター
大雪となるとき、めやすとして100km四方以内の範囲に降雪が長時間降り続くことがあり、雪氷災害の危険性を高めます。これを集中豪雪と呼んでいます。レーダー観測等に基づき、集中豪雪を検出する試みを行っており、このページは試行的なアラート計算出力を表示するものです。気象レーダーで観測された降水量を雪と雨に分け、雪の量から集中豪雪の指標を作成しています。
現状、動作確認用出力です。地域によって降雪推定にばらつきがあり、その補正が課題です。
アラートの基準はまだ確定しておらず、別途行っている解析によって変更されることがあります。この速報をご利用される場合は
注意事項
をご了承の上でお願いします。
このプロダクトはXRAINデータを使用し、防災科学技術研究所が作成しています。
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1時間
積算固相降水量(mm)
3時間
積算固相降水量(mm)
6時間
積算固相降水量(mm)
12時間
積算固相降水量(mm)
24時間
積算固相降水量(mm)
CSアラート (合成版)
■直近の降雪強
■集中豪雪影響下
■集中豪雪降雪継続
レーダーで観測されるのは、レーダーから発射し、降水粒子に反射して(後方散乱)戻ってくる電波の強さです。そのため、レーダーから遠いところ、山の影などでは測定できなかったり弱く推定されたりするところがあります。
また、融解に伴う電波特性、また降雪の場合は雪雲の構造などの理由により、レーダー近傍やある一定の距離のところで降水が強く推定されることがあります。
現在、気象レーダーの配置が降雪に対してはまばらと思われるところがあり、陸上でも十分に降雪が観測できていない範囲があります。
CSアラートの概要と見かたはこちら
。なお、今後の改良によりアラートの解釈は変わる可能性があります。
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