❖ 開催日時 ❖
2017年11月21日(火) 13時~17時半終了予定
2017年11月22日(水) 9時10分~12時15分終了予定
なお、ワークショップ終了後、構内および構外見学ツアーを開催します
❖ 場所 ❖
❖ 主旨 ❖
2017年3月27日8時30分頃(推定時刻)、栃木県那須郡那須町の那須温泉ファミリースキー場付近の山岳地で人身雪害となる雪崩が発生した。この雪崩については雲粒付着の少ない板状等の降雪結晶の弱層が検出されており、その上に短時間で増加した新積雪の荷重が加わって表層雪崩につながった。このタイプの雪崩は降雪が直接的にその原因に関わっており、気象場の推移に伴ってどのような量と種類の降雪がもたらされたのか、またその検知、予測はどのくらい可能なのか、現状の課題と展望について、気象学的な見地から議論する場としたい。
❖ プログラム ❖
❐Session I : 雪崩につながる降雪の実態・・・21日 13時~17時30分
- 那須岳で発生した表層雪崩の現地調査結果
中村一樹 (防災科学技術研究所 気象災害軽減イノベーションセンター)
- 2017年3月27日の那須雪崩をもたらした低気圧の予測可能性
吉田聡 (京都大学防災研究所 白浜海象観測所)
- 低気圧に伴う那須大雪時の表層雪崩発生に関わる降雪特性
荒木健太郎 (気象庁気象研究所 予報研究部)
- 弱層を形成する降雪粒子とダブルブライトバンドの関係(仮題)
藤吉康志 (北海道大学名誉教授)
- 北陸地方における走査型Ka帯偏波レーダを用いた降雪雲の観測と粒子判別への適用可能性
篠田 太郎 (名古屋大学 宇宙地球環境研究所)
- MPレーダー解析による2017年3月26-27日那須近辺における降水と風の分布
中井専人 (防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター)
❐Session II : 新しい技術と展望・・・22日 9時10分~12時25分
- 新雪の特性を推定するための降雪粒子観測
本吉弘岐 (防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター)
- 降雪粒子の立体形状と落下速度計測
民田晴也 (名古屋大学 宇宙地球環境研究所)
- 雲・降水モデルを用いた降雪系弱層形成に関する新たなアプローチ
橋本明弘 (気象庁気象研究所 予報研究部)
- Kaバンド偏波レーダーで観測した降雪システムの微細構造
出世ゆかり (防災科学技術研究所 水・土砂防災研究部門)
- 総合討論
(12時25分終了予定。 終了後は「前山町入口」12時43分発のバスが便利です)
❐構内見学(希望者:申し込み不要)・・・22日 12時30分~13時10分
(終了後は「前山町入口」13時38分発のバスが便利です)
❐見学ツアー(希望者:事前申し込みください)・・・22日 12時50分~長岡駅解散 17時予定(解散場所につきましては、調整可能ですのでご相談ください)
ご注意:会場には食堂・売店・自動販売機がございません。また近くにもお店がありませんので、昼食はあらかじめ各自でご用意いただきますようお願いいたします(22日の見学ツアーにご参加の方につきましては、移動中に昼食を購入予定です)。なお、飲み物につきましては、会場にて多少のご用意(コーヒー・紅茶・お茶)がございますのでご利用ください。
❖ お問い合わせ ❖
国立研究開発法人 防災科学技術研究所雪氷防災研究センター
住所 〒940-0821 新潟県長岡市栖吉町前山187-16
メールアドレス

雪氷研ホームページ