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    2015.11.12  講演要旨集のダウンロードを開始しました→ダウンロード
    2015.11.13  要旨集のプログラムに間違いがありましたので修正しました。

開催案内

主旨

     光学式ディスドロメーターなどにより降雪粒子の粒径、落下速度が計測できるようになって15年以上が経つ。この間に、偏波レーダーの観測、解析技術も進み、雨滴については正確な降水量が求められるようになった。しかし、降雪粒子についてはその形状の多様性、また部分融解による液体、固体の混合という難しい課題があり、地上観測、レーダー観測、モデリングのそれぞれで降雪粒子をいかに表現し、その特性と降水量をいかにして求めるか、精力的に研究が進められている。その最新の成果と今後に向けた課題について議論し、どのような研究の進め方が望ましいか、議論する場としたい。

講演者

    降雪粒子の表現

    • 橋本明弘(気象研究所 予報研究部 主任研究官)
      「数値気象モデルにおける降雪粒子の表現」
    • 本吉弘岐(防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター)
      「経験的パラメタリゼーションにもとづく降雪の諸特性の定量的推定手法について」
      

    2DVDと降雪粒子観測

    • 山下克也(防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター)
      「2DVDの観測と課題」
    • 板戸昌子(日本気象協会)
      「XバンドMPレーダを用いた降水粒子判別および地上観測による精度検証」
    • 南雲信宏(気象研究所 気象衛星・観測システム研究部)
      「Microphysical Properties of Slow-Falling and Fast-Falling Ice Pellets Formed by Freezing Associated with Evaporative Cooling」
    • 熊倉俊郎(長岡技術科学大学)
      「新型光学式降水測定器の開発と現状」
    • 中井専人(防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター)
      「レーダーと降雪粒子との同時観測の必要性」
      

    レーダー観測と雲の構造

    • 原 旅人(気象庁予報部数値予報課)
      「南岸低気圧による降雪予測事例についての気象庁現業モデルの予測特性」
    • 荒木健太郎(気象研究所 予報研究部 研究官)
      「地上マイクロ波放射観測と降雪研究」
    • 畠山 光(新潟大学理学部自然環境科学科)
      「冬季日本海側に発生した帯状降雪雲の特徴―2013年1月9日の事例―」
    • 鈴木真一(防災科学技術研究所 観測・予測研究領域 水・土砂防災研究ユニット)
      「XバンドMPレーダーで見た雹と竜巻をもたらす雲」
      

懇親会

    11月16日 和ダイニング 朔にて懇親会を予定しております。
    参加ご希望の方は11月9日までにご連絡ください。

研究所見学会 及び 見学ツアー

    7日講演会終了後、研究所見学会およびSW-Net観測点のサイトツアーを予定しています。どちらも参加無料ですが、SW-Net観測点のサイトツアーは予約制です。
    11月9日までにメールにてお申し込み願います。

お申し込み・お問い合わせ先

    下記のアドレスにEメールにてお願いします