名称: ワークショップ『降雪に関するレーダーと数値モデルによる研究(第13回)』 開催日時: 2014年11月6日(木) 14時−17時35分 7日(金) 9時−12時 場所: 防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター 大会議室(新潟県長岡市) アクセス:新幹線/信越本線長岡駅東口バス6番のりば栖吉線 前山町入口下車 講演要旨ダウンロード: |
![]() |
サブタイトル:水物質の鉛直プロファイル〜この本質的かつ測りにくいもの |
主旨: 偏波レーダーや降雪粒子の観測を行い、雪氷災害との関連研究が進むにつれ、“降雪種”、すなわち乾雪、湿雪、雪片、霰、みぞれといった降雪粒子の形態により発生する災害が根本的に異なり、一方で、降雪種はそのときの降水系の種類や構造に関係がありそうなことが観測経験としては得られてきている。しかしながら、降雪種は上空からのその粒子が通ってきた経路、すなわち、気温、相対湿度、雲水の鉛直プロファイルによって昇華凝結成長、雲粒補足成長、雪片形成、昇華蒸発、融解という多様なプロセスの結果として決まる。この鉛直プロファイルはマイクロ波放射計による多波長観測により推定することは可能であるが、その技術は開発途上である。モデルへの同化を含めて、水物質の鉛直プロファイルにの推定について、また水物質の鉛直プロファイルと降雪粒子成長や降水系、擾乱との関係について、さらには地上降雪種と雪氷災害について、関連する話題を集め、降雪種と雪氷災害の関連を理解に向けた議論をする場としたい。 |
講演者 |
11月6日(木)
■荒木 健太郎(気象庁気象研究所)
「放射は天から送られたメールである メール解読の技術と応用」 ■清水 慎吾(防災科学技術研究所 水・土砂防災研究ユニット)
「関東地方におけるマイクロ波放射計ネットワークの構築」 ■幾田 泰酵(気象庁予報部数値予報課)
「GPM/DPRを利用した水蒸気推定と数値予報へのインパクト」 ■原 旅人(気象庁予報部数値予報課)
「南岸低気圧による関東での降雪の現業数値予報モデルによる予測可能性とモデルの気温時間変化率から見た降雪に至る気温低下のプロセスの解析(2013年1月14日の関東での大雪事例を中心に)」 ■石坂雅昭 (防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター)
「降雪粒子観測・レーダー・モデルでみる低気圧影響下の降雪と特徴ある降雪粒子 −2014年2月の南岸低気圧時の新潟における観測を中心に−」 11月7日(金)
■三隅 良平(防災科学技術研究所 水・土砂防災研究ユニット)
「雪片の含水率に関する3つの経験式とバルク雲物理モデルの改良」 ■佐藤 研吾(防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター)
「湿降雪に起因する着冠雪現象」 ■木村 祐輔 (新潟大学 大学院自然科学研究科)
「冬季佐渡島周辺における降水分布の特徴」 ■加藤 輝之 (気象庁 気象研究所)
「中部日本海側でのモデルが予想する降雪量の過小評価の要因と改善への取り組み:観測された降水粒子との比較」 ■コメント 加茂 祐一(仙台管区気象台気象防災部予報課)
「現業における降雪状況の面的実況監視への取り組み」 |
懇親会 |
構内見学会および見学ツアー |
7日講演会終了後、研究所見学会および柏崎SPLine-f2観測点 見学ツアーを予定しています。
どちらも参加無料ですが、柏崎SPLine-f2観測点 見学ツアーは定員があるため予約制です。10月31日までにメールにてお申し込み願います。 |
宿泊およびお食事のご案内 |
こちらをご参照ください。 尚、当センター近くには食事できるお店がありません。また弁当配達も利用できません。昼食は各自ご用意ください。 |
お申し込み・お問い合わせ先 |
![]() |