基本編で述べた屋根雪荷重の算定条件とその評価について述べておきます。なぜならば、住宅を設計する段階になれば、この問題は避けて通れないからです。
算定条件
耐雪荷重を求める際の最大積雪深は、耐雪方式では100年再現値である2.5m、その他では1.0mとしました。また、その平均密度は300kg/m3としました。
共通データ
- 新庄の1985年12月15日から翌年3月5日までの気象・降積雪データとします(阿部他、1996)。
- 屋根には地上と同様の雪が積もるものとします。
計算結果の評価
計算結果はあくまでも仮定の上でのものなので、予期しないことが起こる可能性はありますが、参考のため各屋根雪処理法の評価を行ってみます