一般住宅における屋根雪処理のための設計指針


昭和56年豪雪 山形市の風景
個人にとって家を建てることは一生に一度あるか無いかの出来事です。雪の多いところに住んでいれば、屋根雪のことを真剣に考えて建てなければなりません。それにもかかわらず、最近、屋根雪のことを本当に考えて建てているとは思えないような住宅が多々見受けられます。ここ10年ほど少雪の冬が続いていて、今は問題が生じていなくとも、この状態が将来も続くという保証はどこにもないのです。上の写真は、昭和56年豪雪時の山形市です。この冬100年ぶりの豪雪に見舞われて大混乱におちいりました。
そこで、今回、これから新築しようとする人を対象にして、屋根雪処理についての設計指針を作成しました。しかし、住宅設計は、都市計画、家族構成、生活様式などと密接に関連して単純にはいきません。ここでは、屋根雪処理に限って話を進めていきます。なお、本来なら最も大切なコストの問題についても今回は取り上げませんでした。別の機会に検討したいと思います。積雪に関するデータとしては、ここでは主に新庄市の例をあげておきます。