気象・雪氷分野向けPython3 CNNの導入
(Keras + TensowFlow2系)
このWebページでは、深層学習をデータ解析の補助ツールとして導入したいと考えている気象、雪氷分野の方を対象として、深層学習の処理系導入とテストについて資料を掲載しています。使用しているのは深層学習でも基礎的な畳み込みニューラルネットワーク(Convolutional Neural Network; CNN)モデルです。このモデルを気象庁全国合成レーダーデータの降水強度(mm h-1)分布を図化したものに適用し、その動作を見る所までの内容です。ソースコードは画像の解像度をかなり落としてから深層学習による分類にかけているので、そこそこの速さのデスクトップであれば練習として現実的な速さで動くはずです。
筆者は深層学習の専門家ではありません。むしろ、初学者としてこれを導入してみて、上に書いた目的で深層学習に興味を持つ人にとっては導入ハードルが高いと感じたため、それを少しでも下げるため役立つことを意図しています。モデルの最適化等は行っていませんし、テストデータでの解析結果も成功とは言いがたいものではあります。しかし、解析する中でWebサイトや参考書籍を複数参照して見比べないと理解できなかったところをなるべく解消するよう、また、なじみのない使い方をされている用語についてはその内容を記述するなど、深層学習が「よくわからないもの」ではなくなるような記述を意識しました。ただし、記述の中には気象・雪氷分野の用語が出てきます。もっと具体的に何を考えたていたかについては、下記資料2の「まえがき」を読めばご理解いただけると思います。
資料は下記文中に適宜リンクで埋め込んであります。
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作成:2022.06.07 最終更新:2022.06.21