36冬季の多雪指数分布

 2011年冬季から2013年冬季にかけて、地域によって3冬季連続の豪雪となった。豪雪が続く理由としては北極海の海氷減少により寒気が南下しやすく なっていることが指摘されているが、一方で2013年冬季のように寒暖の差が激しかったり、2012年冬季のように寒気が連続したりなど、その様相は一様では ない。そこで、その様相をつかむための資料として、中井・岩本(2006)に基づき、いわゆる59豪雪以降の30冬季について分布図を作成した。多雪指数は、 参考文献にあるように、地点と期間を適切に選んで規格化した冬季最深積雪である。

 その後更新を行い、現在は36冬季についての資料となっている。

参考文献:
中井専人・岩本勉之, 2006: 規格化した冬季最深積雪から見た平成18年豪雪の特徴. 天気, 53, 863-869.
中井専人, 2015: "多雪指数"を用いた全国の多雪・少雪の年々変動と分布. 天気, 62, 187-199.

寒候年をクリックすると、その冬季の多雪指数分布図を表示します。
ヒストグラムは→ こちら。全図ダウンロードは→ こちら。数値は→ こちら
平均多雪指数の年々変動は→こちら。
山雪・里雪、北偏・西偏、太平洋側・日本海側の分布の特徴については→こちら。

ご利用の際は、上記文献の引用をお願いします。

※2014年11月26日気象庁観測部発表の積雪深観測値の修正に対応しました(2015年4月10日)。


防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター 中井専人

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○平均多雪指数の年々変動、±0.3より振れると多雪や少雪といえる(中井, 2015)。
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○山雪・里雪、北偏・西偏、太平洋側・日本海側の分布の特徴(重回帰分析)、色で塗りつぶした係数(▲◆●)は意味がある(中井, 2015)。
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