2022年12月18日から20日にかけて新潟県中越、下越地方を中心として降り続いた大雪の影響で、19日から20日かけて国道8号や17号など各地で渋滞や立ち往生が続きました。新潟県は柏崎、長岡、小千谷、魚沼の4市に災害救助法を適用し、自衛隊の災害派遣を要請しました。その後も降雪が続き、被害が発生しています。このような大雪についての調査および注意喚起を掲載します。
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2023年2月27日14時前、岩手県八幡平市の八幡平アスピーテライン御在所駐車場から南西に約1.5kmの通称樅山において雪崩が発生し、スノーボードの男性が巻き込まれ両脚を骨折しました(報道より)。防災科学技術研究所雪氷防災研究センターでは、雪崩発生の要因等を明らかにし雪崩災害防止に資することを目的として雪崩調査及び積雪調査を行いました。
2023年2月1日04:35頃、主要地方道米沢飯豊線(県道4 号)高峰地内で雪崩が発生していたことが確認されました。防災科学技術研究所雪氷防災研究センターでは、雪崩発生後の積雪調査により発生原因を明らかにするとともに、通行規制解除に向けてUAV測量等の科学的調査を行いました。
2023年1月24日から26日にかけて、強い寒気の影響により日本海側を中心に低温、強風、まとまった降雪が続き、酒田市、鶴岡市および近辺市町で暴風雪警報が発表されるなど、山形県内各地で吹雪、暴風雪による交通障害などが発生しました。山形県内の庄内、最上、村山地方における吹雪の状況を把握するため、防災科学技術研究所が開発したAIスマホ路面判定試験システムを用いて移動観測を実施しました。
同時多発的に発生したスタックや立ち往生の原因となった道路状況を中心に現地の状況を把握するため、防災科研が開発したAIスマホ路面判定試験システムを用いて調査を実施しました。
2023年1月13日、新潟県五泉市にある菅名岳の登山道付近で雪崩が発生しました。防災科学技術研究所雪氷防災研究センターでは、本災害における積雪の影響を明らかにするため、雪崩発生翌日に発生現場付近にて積雪調査を実施しました。
2022年12月18日から20日にかけての大雪の影響で、新潟県佐渡市では4800戸以上の大規模な停電が発生しました。大雪に伴う倒木状況を把握するため12月27日に佐渡市において現地調査を実施し、同時に防災科研が開発したAIスマホ路面判定試験システムを用いた路面状況も取得しました。
2022年12月27日10時頃、秋田県由利本荘市鳥海町で幅9mにわたり雪崩が発生しました。この雪崩について、積雪断面観測を含む現地調査を実施しました。
大雪後の寒さが緩んだ日や雨の日には、屋根からの落雪に特に注意してください。建物の近くを歩く際には、足元だけではなく頭上からの落雪にも気を付けてください。
雪は軽そうに思えますが、高いところからの落雪の衝撃は大きく、当たると重大な事故に繋がります。
主な注意点はこちら「屋根雪の事故を防ぐための注意点」をご参照ください。
屋根雪(雪庇)の落下動画(2022年12月21日長岡にて撮影)
屋根雪がどこまで飛んで落雪するかという内容を試しに自分で計算できるサイトです。特に、冬型が緩んで気温が上昇したとき、注意が必要です。
(詳細はリンク先をご覧下さい。)
2022年12月18日~20日の顕著な降雪の分布推定です。随時更新されているサイトへはpdf掲載のQRコードから飛べます。研究中のもので内容はやや難しいですが、暫定的な情報としてまずは公開します。